その日戦士は死んだ

初夏の日の差す部屋で、私はただ座っている。
私の前には物言わぬ戦友が眠っている。

私は善き王(あるじ)ではなかったろう。

声には出さず、こころのうちで語りかける。
共に朝に目覚め夜を征した。私が苦難に挑む時、全霊を以て応え私に付き従った。時に思いやりを忘れ過酷に過ぎる仕打ちを強いても、この幼い戦友は私の手に従いあらゆるものに打ち克った。

彼にはまだ長い時間があると思っていた。
まだ若く、疵もなく、平気だと穏やかに笑っていたから。


だが終わりは呆気なく訪れた。

装っていただけで、彼の中身はぼろぼろであったのだと、私が気付いたときには。
もう、なにもかもが手遅れだった。

苦しげに息をつき、身を起こすことさえできない彼に、私は泣きわめいた。

なぜ立たない。
私にはまだ制すべき戦いがあるのだ。
お前がいなくば勝利は叶わないだろう。
立て。
私と共に駆け共に戦え。
お前はまだ死ねないのだ。
この私が死ぬことを許していないのだから。



なぜ助けてと言ってくれなかった。
お前を失いたくなどないのに。



嘆く私に彼は語る。

それでも共に夜を駆けたいと願いました。
貴方の勝利が私の望みでした。
私が朽ちるとも、いずれまた私のきょうだいたちが貴方の助けとなりましょう。
さあ、今ひとたび、私の最後の戦いをいたしましょう。
貴方が前へ進めるよう、最後に残った貴方のこころをお返しします。






役目を終えた戦友は、満足げに瞳を閉じた。
どれほど呼び掛けようとも、二度と目は開かなかった。





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つーわけで私のえふえむぶいたんが死亡ぽいですよ…。
PC死亡を擬人化して主従小話風にとか我ながら暇人だなと思いました


最後の最後でなんとかメモリ繋げてデータ避難完了すよ…
一部容量の関係で諦めたけどorz

何しても立ち上がらない、上がってもちょっとの操作で意識不明、ととっても先代ばいおたんの最期とデジャヴりました…HDDか、そうなんだな…！
しかしばいおたんも最後の最後でデータ移行させてくれたな…ええ子やね！

つかマジでうんともすんとも言わんわ。これもうサポセンに電話しても駄目なんじゃねーの…